人気・コスパ・評判!ゲーミングPCおすすめ三か条!

ゲーミングPCのグラボをSLIにするメリット・デメリット

SLIにすれば確かにハイスペックになるけど・・・

ハイスペックなゲーミングPCにはグラフィックボードが必要不可欠です。多くの場合、GeForce GTX980やGTX980Tiを搭載したゲーミングPCがハイスペックのカテゴリになっています。

 

でもグラフィックボードを2枚搭載する仕組みもあります。例えばGTX960を2枚搭載するなんてことも可能です。NVIDIA GeForceのグラフィックボードを複数枚搭載する仕組みをSLIと呼びます。

 

SLIには相性がある

SLIにすればグラフィック性能が向上します。例えばGTX980が1枚よりも2枚搭載されていれば、高性能になるイメージが掴めると思います。ただし、2枚搭載したからといって性能が2倍になるわけではありません。せいぜい1.5倍程度です。

 

また、どんなグラフィックボードもSLIにできるわけではありません。SLIはNVIDIAの仕組みですから、GeForce GTX960とRadeon 390を同時に搭載することはできません。同じNVIDIAだったとしてもGTX960とGTX970を搭載するのも駄目です。

 

もっと言うとグラフィックボードは色々なメーカーが販売しています。ZOTAC、玄人志向、ASUSなどのパーツメーカーがそれぞれGTX960を販売していて、微妙にスペックや仕様が異なります。これらをSLIにしても認識されない可能性があります。

 

つまりSLIには相性があるため、まったく同じグラフィックボードを2枚、あるいは3枚搭載させることをおすすめします。BTOメーカーのSLIゲーミングPCが必ず同じグラフィックボードを採用しているのには、このような理由があるからです。

 

SLIにすると消費電力・発熱量が増える

ゲーミングPCではグラフィックボードが電力を食っています。また発熱量も多いです。グラフィックボードが2枚になると当然、電源容量が多く必要になりますし、熱対策もしっかりやらなければなりません。

 

ではGTX960をSLIにしたらどうなるでしょうか。性能としてはGTX980と同等です。価格も一緒くらいですね。GTX980のTDPは120Wです。2Way-SLIだと240Wです。GTX980が1枚なら165Wです。

 

GTX960 SLIのほうが遥かに消費電力が高く、発熱量も増えてしまいます。だから性能が同等になるならSLIよりもハイスペックグラフィックボード1枚のほうがおすすめです。

 

ハイエンドにしたいならSLIもあり

SLIにしないと届かない領域があります。GTX980TiやGTX TITAN Xがハイエンドグラフィックボードの代表格です。でもこれらのグラフィックボードでも4Kで最新ゲームをプレイするのは厳しいのです。

 

4Kのような最先端のグラフィックでゲームをプレイするためには、グラフィックボード1枚では全然足りないわけです。そんな時に活躍するのがSLIです。GTX980Tiを2枚、3枚と搭載する価値が出てきます。

 

同様にゲーミングノートPCもSLIにする意味があります。今はGTX980Mが最上位です。GTX980Mでもデスクトップ用のGTX960と同じくらいの性能です。そこでGTX980M SLIです。これならデスクトップ用のGTX980に匹敵します。ゲーミングノートPCなのにハイエンドクラスの性能になるので、SLIにすることで確かな満足感を得られます。