Oculus Riftはなぜあんなに重いのか
Oculus Riftは間違いなく爆発的にヒットします。2016年の流行語大賞にノミネートされると予想しています。でも1つだけ課題があります。それはスペックです。
Oculus Riftは異常に重いのです。日本ではOcufesという団体がOculus Rift用のゲームを開発しています。そのほとんどの人が50万円くらすの超ハイスペックゲーミングPCを使用しています。それくらいのスペックでないとガクガクになるからです。
Oculus Riftが重い理由
Oculus Riftのゲームをやったことがある人ならわかりますが、決して高画質ではありません。それこそ何年も前の3Dゲームと大差ありません。それなのに重いのです。
その理由は2画面出力しているからです。立体的に見せるために右目用のモニタ、左目用のモニタに別々の映像を映し出しています。ただ映像を出力するのではなく、頭の動きに合わせるためにリアルタイムレンダリングしています。
つまり単純計算、普通のオンラインゲームより2倍以上の処理をしているのです。だからそこまで綺麗でもないグラフィックなのに重くて重くて仕方がないわけです。Oculus Riftゲーム開発者がハイエンドゲーミングPCを使わなければならない理由がここにあります。
Oculus Rift推奨スペック
開発者とプレイヤーとでは環境が異なります。プレイヤーにハイエンドな環境を求めるわけにはいきませんから、ハイスペック程度でも動くように調整しています。それでも低スペックでは無理です。まずはOculus Rift推奨スペックを確認してみましょう。
- CPU:Core i5-4590以上
- メモリ:8GB以上
- グラボ:GeForce GTX970以上
ハイスペックゲーミングPCよりも若干低いくらいのスペックです。これならそこまで高いお金を出さなくてもOculus Riftを遊べそうです。しかし推奨スペックはあくまでも最低限です。
ゲームによって重さは当然異なります。最初のうちはペラペラのテクスチャのゲームが大量に出回りますが、本当に面白いゲームは確実にグラフィックが綺麗で激重になるはずです。となるとこんな推奨スペックのゲーミングPCではカクカクします。
ちなみにOculus RiftのようなVRデバイスでフレームレートが落ち込むと酷い3D酔いになります。FPSに慣れている私でも10分で気持ち悪くなります。しっかりOculus Riftを楽しみたいなら高フレームレートを出せるゲーミングPCをおすすめします。
ガレリア ZG
グラボ | GeForce GTX1080 8GB | |
CPU | Core i7-8700K | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 500GB SSD + 3TB HDD |
Oculus RiftのためにゲーミングPCを買うならこのデスクトップが最強におすすめです。すべてのパーツが推奨スペック以上です。グラフィックボードはGTX1080なのでOculus Riftに限らず色々な最新ゲームをしっかり楽しめます。
ガレリア XV
グラボ | GeForce GTX1070Ti 8GB | |
CPU | Core i7-7700 | |
メモリ | 8GB | |
ストレージ | 500GB SSD + 1TB HDD |
どうしても予算が足りないなら、推奨スペックに近いゲーミングPCを選びましょう。GTX1070Tiでも今のところOculus Riftを快適に遊べます。ただしこれからのことを考えるとガレリア ZGのほうが絶対に最適です。