ブラウザゲームだけならプレイ可能です
ゲーミングPCとパソコンの違いはグラフィックボードが搭載されているか・いないか、です。グラフィックボードはゲームを快適に動かすためのパーツなので非常に重要です。
けれども最近グラフィックボードが搭載されていないのに「ゲームが遊べる!」と銘打ったパソコンが出てきています。特に「インテルHDグラフィックスがあるから大丈夫!」なんて宣伝文句が多いようです。
インテルHDグラフィックスとは
インテルのCPUにはグラフィックを担当する「インテルHDグラフィックス」があります。CPUなのでグラフィックボードではないですが、動画やゲームを快適に動かす役割です。
で、問題はインテルHDグラフィックスが本当にゲームを快適に動かせるかどうかです。ゲーム用ベンチマークスコアを計測したり、実際にゲームをプレイした感想としては「嘘ではないけど事実上無理」です。
3Dゲームにはおすすめしません
まず「ゲーム」の定義が非常に曖昧です。極端な話、Windowsに最初から入っているソリティアも「ゲーム」です。逆に最新の滅茶苦茶重い3Dオンラインゲームもあります。
はっきり言ってしまうとインテルHDグラフィックスでは3Dゲームは快適に遊べません。3Dオンラインゲームの中では非常に軽い部類のドラクエ10ですら、カクカクしてしまいます。
でも3Dではなく2DならインテルHDグラフィックスでも遊べます。艦これのようなブラウザゲームや古い2D MMORPGなら大丈夫です。少しでも重そうなオンラインゲームをプレイするなら素直にグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
インテルHDグラフィックスの性能は?
インテルHDグラフィックスが低性能な根拠を示します。3DMARKというゲーム用ベンチマークスコアで計測しました。Core i7-6700Kに内蔵されている「Intel HD Graphics 530」のスコアは1270です。
そして人気グラフィックボードのGeForce GTX970のベンチマークスコアは11000です。まさに桁違いです。10倍近い差があります。最新ゲームだとGTX970が推奨されていることが多いので、インテルHDグラフィックスではゲームを起動すらできません。
結論として「インテルHDグラフィックスが入っているからゲームを遊べる!」というのはほぼ幻想です。初めてゲーミングPCを買うなら以下のおすすめランキングから選んでみてください。